これから始まる『妖魔の島』という話は、すでに当サイトで公開中の『海人の都』と『月影の歌う木々』の二作品と、物語世界を共有しており、登場人物も重複しています。
ありていにいえば、この三つの話はシリーズであり、つながったお話なのでした。
時系列でならべますと、『妖魔の島』→『海人の都』→『月影の歌う木々』と進むことになっています。
じつは、書かれた順番もこのまんまなのですが、公開の順は逆さまとなってしまいました。
前出の二作とも、単独でも読めるように配慮はしてあるつもりですが、それでもわかりにくいところがあることは否めません。
というわけで、管理人はけっこう心苦しい思いをしておりました。始めの話がないのなら仕方ないです。けれど、あるのにしまいこんで不自然な形で公開するのは、読んでいただく側としては配慮が足りないのではないかと。
ためらう気持ちはかなりあったのですが、そんなわけで開幕編である『妖魔の島』の公開に踏み切ることにいたしました。
ところで、『妖魔の島』はかなり昔の作品なので、どうしようもなく下手です。穴があったら入りたい。そして二度と出てきたくないくらいに(汗)。
しかも、一度も推敲をしていない第一稿しかありません。
このどうしようもない原稿(大学ノートに手書き二冊分。たぶん、そんなに長くない?)をデジタル入力し、なんとか読めるようにするのには、かなり手が掛かりそうです。そんなこんなで、この連載は不定期になるだろうと思われます。
できるだけすみやかにつづきを読んでいただけるように努力するつもりですが、もし、連載が滞ってしまっても気長にお待ちいただければ幸いです。(いちおう、最後まで話はできているので、完結することだけは間違いないと思われます。)