短い話をもとめて、とうとうこんなところまでやってきてしまいました…。
これであとがきを終わりにしたいと思ってしまった私は、けっこう小心者。
この話はとある長編の番外編として書かれたものですが、それにしてももうずいぶん昔のことなので記憶には「短い話」というデータしか残っていませんでした。
本編を載せずに番外編というのはちょっと問題があるような気がするのですが、とにかく「ネットには短い方がいいだろう」とひっぱりだしてきたのです。
でも、しかし、デジタル原稿にするために大学ノートの手書き文字をぽつぽつとキーボードで打っているうちに、「……ひどい、この文章…」(推敲してないんだからあたりまえだろうが)。
というわけで全面的に手を入れました。入れざるを得なかったというべきか。当時ものすごい日本語を読んでくださったKさま。ごめんなさい。
けれどたったこれだけの文章に手を入れるのにも途中で飽きてしまう私って…。
打ち直しながら、「この話って、意図したものとちがうふうにも読めるなあ」と思った。
とくにこれだけ読むとその度合いが強いような…。
この話を書いたときにも思ったものですが、短編って書き手のレベルをあからさまに見せつけます。読むのは好きだけど、書くのは苦手。短い話は本当に苦手です。(2001.2.22)
ダウンロード版制作に当たって、少々手を入れました。(2002.5.10)